本日は、現在住宅をお探し中のSさまより届いたメールをご紹介させていただきます。
西條様
お世話になっております。
先日、書類が届きました。すみません、お手数をお掛けして。
今年度の源泉徴収もそろそろな時期ですので、事前審査は年初めに改めてお願いしようと思っております。私にとっては、来年が家購入の正念場だと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。
【質問】1点、教えてください。
御社の管理No.Bk●●●と同物件で、●社HPには専任媒介となっている物があります。
私の理解では、専任=●社以外仲介できないという事となるのですが。
御社でも仲介可能なんですか。この辺がよくわからないのです。
【感想】メルマガ「何社の不動産屋に行くべきか」の連載で思いました。
御社の良いところは、情報をオープンにしているところ。HPで物件の詳細がよくわかります。住所も記載されているので、自分の都合にあわせてみにいけますしね。逆に弱い?ところは、少数精鋭なので同行をお願いしにくいところです。ただ、人員を増やし過ぎると、他の不動産屋と一緒になってしまいますね。なので、私は思いました。物件の見学は他社に任せ、契約は御社に任せる。という図式がもっとも効率的。考えがダークサイドによってますが、試しに行ってみた●社は営業さんが沢山いて、すぐ車を出して連れて行ってくれました。しかし、何も教えてはくれません(笑)なので、ここで買おうという気持ちにもなれません。ある意味、凄い商売だと思ってしまいました。連れて行き、契約を催促し、うまく行けば手数料が入ってくるのですから。
西條さんは、旧来からの不動産業界のやり方を押し付けるのではなく、買い手に知恵をつけさせることで、もっと透明性の高い、買い手の満足度の高い方法を提案しているのだと思いました。
また、私も二年前まで法人向け営業マンでしたが、自分はお客様にとって期待感をもたせる事ができていただろうか・・と西條さんを見ていて思う事があります。ツイッターが切っ掛けですが、素晴らしい出会いと思っています。
Sより(ipad
Sさんからのご質問、大変ありがたく思います。
Sさんのようなご質問をいだいておられる方もいるかと思いますので、ここで紹介させていただきます。
まず最初に【質問】「専任物件」に関して・・・
専任物件とは、売主さんの担当窓口になる業者でありまして、販売の独占権を持っている業者というわけではありません。宅建業法でも確立されているのですが、幅広く買い手側を探索していくために、売主さんの窓口になっている専任業者さんは情報を公開しなくてはならないルールになっております。従いまして、結論から申し上げると、●社専任物件でも基本的に当社を含めどの業者でもご紹介が可能となります。
ただ残念ながら、自社の収益を優先するばかりに、これらの情報がオープンになっていないケースがまだ見受けられます。これは売主さんにとっては、広く相手方を探していくという目的や販売機会を損なうものであり、明らかな業法違反となります。これらのことを平気で大手不動産業者がしております。むしろ売主さんの窓口になることが多い大手不動産業者に垣間見ることの方が多々あるのです。これは業界に携わっている人であれば、おそらくほとんどの人が感じていることだと思われます。こういった規則が遵守されていないあたりに、不動産業界がまだまだ社会での信用を受けられていない所以があるのかと思います。当社のような中小企業がこのようなことを言うと、ただの妬みのように聞こえてしまうかもしれませんが、当社は当社の運営スタイルで・・・と思っております。
そして、【感想】に関して・・・
メルマガを読んでくださり、ホントにうれしく思います。
私の率直な想いを綴っておりますので、ご意見いただきましてうれしく思います、ありがとうございます!
弊社の運営理念も含めて、Sさんがよくよく弊社のことをご理解いただいていることを大変うれしく思います。ただちょっと気になることがあります。「物件の見学は他社に任せ、契約は御社に任せる。という図式がもっとも効率的」とのところですが、当社にとりましては、ありがたい想いをいだいていただき、大変うれしい気持ちです。また理由がどうであれ、消費者に商品を選ぶ権利があるわけですから、Sさんのご意見を尊重するわけであります。ただ一点だけ言及させてください。案内を他社さんで手続きされて、契約だけ当社ということですと、案内をされた業者さんが良い思いをされません。またいくら消費者(買主さん)に商品を選択する権利があるとはいえ、正当な形での手続きのようには思えません。弊社スタッフ(人員)の兼ね合いもあり、案内同行を頼みにくい状況にしてしまい、まことに申し訳ないのですが、弊社を通して契約を…とお考えになっていただけるのでありましたら、案内同行の依頼も弊社にしていただければと思っております。文章でうまく伝わっているかわかりませんが、また大変ありがたいお言葉をいただいているのにもかかわらず生意気を言うようで申し訳ないのですが…これも私の率直な思いです。ご理解いただけましたら幸いに思います。
Sさんにとりましても、一生涯で最も高額なお買い物でもある不動産探しです。いずれにしましても嘘偽りなく情報を公開させていただきますので、今後も当サイトをご活用いただけましたら、うれしく思います。そしてSさんのように弊社のことをよくよくご理解いただいている方との出会いは、私にとりましても貴重な出会いであり、素晴らしい出会いでもあるのです。今後もお役に立つことができましたら、ただただうれしく思います!
西條より